初心者のSDカードの選び方

スマホやデジカメ、ゲーム機などで使っているSDカード。たくさん種類がありすぎて、どれを選んだらいいのか困っていませんか?自分はiPhoneに変えてから使う機会がなくなりましたが、新たな機器を購入することになり、microSDカードが必要になりました。ネットである程度値段を調べてから近くの家電量販店へ行きましたが、値段が高く購入を断念しました。ネットでは同じ商品でもバルク品、並行輸入品、海外リテール品などの表示があり、何が違うのか分かりませんでした。またスペックや容量、規格などもたくさんあるので少し調べてみました

SDカードとmicroSDカード

サイズは2種類あります

Transcend製SDHCカード

SDカード(大きい):パソコン、デジタルカメラなど

SanDisk製microSDXCカード

microSDカード(小さい):スマートフォン、ポータブルゲーム機など

ガラケーで使われていたminiSDカードもありましたが、最近はほとんど見かける事はありません

microSD→SD変換アダプタ

安価な値段でmicroSDをSDに変換できるアダプタが販売されています。microSDカードを購入すると付属で付いてくる場合があります

microSDカードをSDカード変換アダプタに入れるとSDカードと同じサイズになります。SDカードのみ対応の電子機器使用することができます

SDカードを入れる場所がない場合、USB端子を使ったUSBカードリーダーを使用し、読取書込をする事ができます

SDカード・SDHCカード・SDXCカード

一般的にはSDカードと呼んでいますが、容量によって呼び名が異なります

SDカード:〜2GB

SDHCカード:4GB〜32GB

SDXCカード:64GB〜2TB

SDUCカード(新規格):4TB〜

SDXCカード対応の機器にはSDカードやSDHCカードは使えます。SDUCカード対応機器は見たことがありませんが容量の小さいカードも使えると思います

SDカードのスピード

SDカードにはサイズと容量以外にも読み込み書き込みのスピードが違います。確実に記録できるように機器に表示された同等またはそれ以上のカードを選びます

①スピードクラス

SDアソシエーションで定められた速度規格です

2:2MB/秒

4:4MB/秒

6:6MB/秒

10:10MB/秒

4種類の数値(2、4、6、10)で、データの読み書き最低転送速度を示しています

SDアソシエーションについて
SDアソシエーションは、メモリカードのストレージに関する規格の策定と普及のための業界団体として、パナソニック、サンディスクおよび東芝の3社により2000年1月に設立されました。14社から始まったSDアソシエーションでは、現在約1,000社の会員企業がSD規格の設計と開発にあたっています。このことにより、企業はSDカードと機器間のよりスムーズな相互運用性を得、さらに快適なユーザ環境を実現します。

SD Association公式サイトより

②UHS(Ultra High Speed)スピードクラス

SDアソシエーションで定められた速度規格です

UHSスピードクラス1:10MB/秒のデータ読み書き転送最低速度

UHSスピードクラス3:30MB/秒のデータ読み書き転送最低速度


ビデオスピードクラス

ビデオスピードクラス(V6、V10、V30、V60、V90)は高品質化する4K、8K映像技術にも対応できるようにしたスピードクラスで、最低書込み速度を保証する規格です

V6:6MB/秒

V10:10MB/秒

V30:30MB/秒

V60:60MB/秒

V90:90MB/秒


バスインターフェーススピード

SDカードには、ノーマルスピード、ハイスピード、UHS-I、UHS-II、UHS-III、SD Expressのバスインターフェーススピードがあります

ノーマルスピード:12.5MB/秒

ハイスピード:25.0MB/秒

UHS-I:最高104MB/秒

UHS-II:最高312MB/秒

UHS-III:最高624MB/秒

SD Express :最大985MB/秒


⑤アプリケーションパフォーマンスクラス

スマートフォン向けの規格でA1とA2があります。A2のほうがIOPS(1秒当たりにディスクが処理できるI/Oアクセスの数)の数値が高いです。スマホで使う場合はA2を選ぶといいかもしれません

SD / microSDメモリカードの選び方

最低保証速度スピードクラスUHS
スピード
クラス
ビデオ
スピード
クラス
対応ビデオフォーマット
90MB/秒V908K
60MB/秒
V608K、4K
30MB/秒3V304K、FHD
10MB/秒101V10FHD、HD
6MB/秒6
4MB/秒4
2MB/秒2

動画を記録する場合はSDカードに表示されているスピードクラスを見ます

8Kを保存することはあまりないと思いますが、8Kの場合はビデオスピードクラスV60又はV90を選びます。4Kの場合はビデオスピードクラスV30以上を選んでください。機器の取説などに書かれている推奨性能以上のメモリーカードを購入すれば、間違いなく記録できると思います

一眼レフやミラーレスなどで高速連写をする場合は、読み取り速度と書き込み速度が速いSDカードのほうが失敗なく記録できると思います

写真を多く撮る場合スピードクラス10、UHSスピードクラス1以上のSDカードは必要となります。取説に書かれている推奨以上のカードを使いましょう

最高スピードの読取書込を出す場合、指定された接続方法とカードリーダーが必要になります

SDカードの購入先

方法としてはメーカー公式オンラインサイト、ネット通販、家電量販店などで購入することができます

メーカー公式オンラインサイト

メーカーの公式オンラインサイトで購入すれば、間違いなく本物で、保証も受けられますがお得感がありません

家電量販店

大手家電量販店で購入れば間違いなく国内正規品ですが、価格がネット通販(海外品)と比べると高いです

ネット通販

輸入品が多く国内品と海外品の区別が分かりにくいです。大手家電量販店の通販ではほとんどが国内正規品ですが、値段は高めです。国内サポートが付いていますが、それでも高い気がします。Amazonや楽天、Yahooショッピングなどで扱う商品は輸入品が多く価格は国内品より安めの設定です。購入するのであればお店独自の保証が付いている信頼あるショップから購入しましょう

ヤマダ電機 100%出資のTSUKUMO

代理店保証付きもある秋葉Direct

フラッシュメモリー専門店風見鶏

AmazonでもAmazonが販売するSDカードと風見鶏Amazon店が販売するSDカードの保証が異なるので、購入先をしっかり確認してから購入しましょう

保証に関しては商品ページやショップ利用規約などにが表示されています。探してもない保証がないショップでは購入するのはオススメできません。輸入品でもお店独自の保証が付くショップが必ずあるので、そこでSDカードを購入しましょう!

フリマアプリやオークションサイト

保証がないのでお勧めできません。正規品の未開封でも開けて壊れていたら保証は受けられません。趣味で使うのであれば、ショップ購入で1年くらいの保証があれば十分だと思います

お勧めメーカー

サンディスク:迷ったらここ

トランセンド:価格は比較的お手頃なMacユーザーに馴染みのある?メーカー

ソニー:SONY TOUGH SFーGシリーズがお勧めです

ネット通販の分かりづらいワード(SDカードの場合)

正規品:メーカーが認めた正規代理店を通して販売された商品

バルク品:パッケージのない簡易包装品

並行輸入品:メーカーが認めた正規輸入代理店を通さずに国内に輸入された商品

海外リテール品:海外向けパッケージの並行輸入品

まとめ

国内正規品の購入はコスパが悪い

並行輸入品、海外リテール品はショップ独自の保証がある場所で購入する

転送速度はカードと使用機器共に対応していないとスピードが出ない


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