以前から気になっていたバイクのエキパイの錆びをどうにかしようと調べていたところ、どうにもならないことに気付きました。クオリティの高い再メッキは金額が非常に高く、純正部品も廃盤になり、オークションサイトやフリマサイトでも程度の良い部品は高額で取引されています。思い切ってフルエキのワンオフでも作成してもらおうと考えましたが、まあ高い…純正に拘らなければRPMのフルエキマフラーがあるのですが、納期が結構掛かる…
そこで考えたのが比較的程度の良い中古部品を磨いて使ってみようと素人がチャレンジしてみました
【GB250クラブマン】エキパイ錆落とし
研磨前のエキパイです。と言いたいのですが、写真撮影前に一部研磨してしまいました。クレーター跡のようなメッキの奥深くまで浸透してしまった錆は削るしかない？？
変速ディスクグラインダーを使って削りました（今回はユニオンディスク＃320は使いませんでした）
禁断のメッキ研磨…
スピードは低速で【カップブラシ→ユニオンブラック→サイザルディスク＋トリポリ→光沢降臨＋青棒】の順で磨きました。黒い点状の錆は取れませんでした。また2本のエキパイの間の錆はディスクが微妙に届かず上手く錆が取れませんでした
【GB250クラブマン】エキパイ耐熱クリア塗装
メッキを削ってしまったので、そのままにしていると錆びると思い、武蔵ホルト高耐熱ペイント(クリア)を購入しました。耐熱温度2000℉= 1093.333℃と防錆にも有効とのことでこの商品に決めました
高耐熱クリア塗布直後の状態 高耐熱クリア塗布約60時間後の状態
完全硬化乾燥時間は２４時間、耐久性を向上させる為には加熱することが必要と表示されていました。上手く塗装できなかったのか・数日放置していたら塗装面がややくもっていました
【GB250クラブマン】エキパイ内部割れ補修
色々と問題が発生するのが中古パーツの宿命なのでしょうか？中古で購入したエキパイ内部の一部が破損していました…流石に気付きませんでした
この商品で正解なのかは分かりませんが、Permatex パーマテックス マフラー&テールパイプシーラーを購入しました
内部の汚れを落としてから破損部分をマフラー&テールパイプシーラーで埋めました
【GB250クラブマン】マフラー錆落とし
スピードは低速で【サイザルディスク＋トリポリ→光沢降臨＋青棒】の順で磨きました
変速ディスクグラインダーで取れなかった＆届かなかった錆はホルツ サビチェンジャー MH116で黒いサビ止め皮膜に変化させて、錆止めを行いました
【GB250クラブマン】マフラー耐熱ワックス
脱脂を行ってから耐熱ワックス（艶出し、汚れ防止にタナックス(TANAX) PITGEAR 耐熱ワックスL 300ml PG-246）をマフラー部分だけ使用しました
【GB250クラブマン】マフラー取外し
古くなったマフラーを取り外そうとしたのですが、いじり止めねじ(タンパーレジスタントねじ)のレンチがなかったのでホームセンターで購入してきました
【GB250クラブマン】エキパイ＆マフラー取付
エキパイを取付しました
無事？作業は完了しました。遠くから見るときれいに見えると思います。耐熱ワックスはエキパイには塗布していません
近くを数キロ走ってきました 一週間後、近くを数キロ走ってきました
エキパイを温めようと暖気しました。30分アイドリングで温めて走ってきたら、付け根が変色し全体的に色が変化しました…焼き付け失敗
一週間後、同じように走ってくると付け根部分の変色がさらに広がり、クリア塗布部分がパリパリ？の様な状態になりました
流石に板金屋さんにある赤外線ヒーターは高くて買えないし、場所もない…トーチで炙るか…
【GB250クラブマン】マフラー&エキパイ補修後の感想
明らかに失敗のような…エキパイを取付し、暖気までは変色せず大丈夫でした。耐熱クリアを塗布する前に汚れが残っていたのか、耐熱クリアが悪かったのかは分かりませんが、エキパイ付け根部分の変色が目立ちます
一般的に塗布する素材によっても耐熱温度が異なると思うので、次にやるときは他のメーカの耐熱塗料でチャレンジしたいと思います
耐熱クリア（耐熱温度2000℉= 1093.333℃）は武蔵ホルトかVHTのスプレーしかないので、おそらく同じような結果になると考えられます
そもそもスチールメッキに耐熱クリアとか無理なんじゃね？詳しいことは分かりませんが耐熱クリア以外なら成功しているみたいなので、やる気がでたら耐熱ブラックで挑戦してみたいと思います。それか無塗装で錆が出たら磨いていくか…
つづく？